「高校で野球はやめようと思っていた」投手が、大学に入って頭角を現す!
粟津凱士投手は、進学予定だった同僚が引退することになり、代わって入学した東日本国際大学で活躍し、今やドラフト候補とまで呼ばれるようになった投手です。
今回は、東日本国際大学の粟津凱士投手に注目しました。
粟津凱士投手のプロフィール
粟津凱士(あわつ かいと)投手は、1997年3月1日生まれの21歳。
山形県山形市出身。
身長180㎝、体重80㎏、右投げ右打ち。
粟津凱士投手は、山形市立第七小学校3年生の時から野球を始め、山形市立第二中学校時代は軟式野球部に所属していました。
山本学園高校では2年秋にエースとして県大会優勝を果たしていますが、秋季東北大会では2回戦の弘前学院聖愛高校に敗退。
そして、3年夏にはエースの座を奪われ、登板する機会もなく、山本学園高校も2回戦で敗退しています。
高校時代にエースの座を奪われた粟津凱士投手は、「高校で野球はやめようと思っていた」そうですが、進学予定だった同僚が引退することになり、代わって東日本国際大学に進学しています。
東日本国際大学では1年春からベンチ入り。
3年生の時に、サイドからスリークオーターに腕を上げたことで、1年から主戦ピッチャーとして活躍していた船迫大雅投手と並ぶ2枚看板に成長!
4年春のリーグ戦では無傷の5連勝を飾り、最多勝利投手賞とベストナインに選ばれています。
また、4年春の大学選手権では、2回戦の京都学園大学戦で9安打8奪三振で完封勝利を挙げています。
3年時に習得した新球が、投球の幅を広げた。同じ右横手投げでシンカーを武器としていた元西武の潮崎を動画サイトで徹底研究し、中指と薬指に挟む独特の握りをマスター。今では握りの深さを変えることで「曲げ幅と落とし幅を調整できるようになった」と自信を見せる。相手1番の萌抜(はえぬき)哲哉内野手(4年=綾部)は粟津から3安打しながらも、シンカーに舌を巻いた。
萌抜 あれはフォークですか? 手元ギリギリまで落ちないので、見極めが難しかった。球のキレとコントロールがすごかった。
出典 日刊スポーツ
粟津凱士投手は最速145キロの速球に加え、2種類のシンカー、スライダーを持つスリークオーター投手です。
粟津凱士投手のスカウト評
DeNA・武居邦生スカウト
「指名されるチャンスが出てきたのでは」
最後に
粟津凱士投手の特徴はシンカーに尽きると思います。
おそらく、ドラフトでの指名は下位になるでしょうが、こういった投手はプロに入っても活躍できるように思います。
期待したい投手ですね。
【追記】
粟津凱士投手は、西武からドラフト4位で指名されました。
編成部(アマチュア担当)評
「シンカーが武器でキレとコントロールで勝負する投手。」
粟津凱士投手は、11月27日、いわき市内で契約交渉を行い、契約金4000万円、年俸1000万円(金額は推定)で合意に達しました。
また、埼玉西武ライオンズは、12月13日に「2018ドラフト新入団選手発表会」を開催しました。
粟津凱士投手(背番号26)のコメント
「自分のセールスポイントはシンカーを交えた粘り強いピッチングです。目標は球界代表投手です。大きな目標を掲げましたが必ず成し遂げたいと思っています。」
出典 埼玉西武ライオンズ