智弁和歌山高校の池田陽佑投手は、3年春の選抜大会では最速141キロの投手でしたが、投球フォームを改良したことで球速が最速149キロまでスピードアップし、一躍、ドラフト候補に浮上してきました。
今回は、智弁和歌山高校の池田陽佑投手に注目しました。
池田陽佑投手のプロフィール
池田陽佑(いけだ ようすけ)投手は京都府宇治市出身。
身長183cm、体重84㎏、右投げ右打ち。
池田陽佑投手は、小学校2年から神明スポーツ少年団で野球を始め、宇治市立宇治中学校時代は京都ブラックスでプレーし、中学1年の時に本格的に投手に転向しています。
中学卒業後は智弁和歌山高校に入学し、1年春からベンチ入りしていますが、投球フォームが崩れたことで制球難に陥り、1年夏の和歌山大会はベンチ入りメンバーから外れています。
その後、中谷仁コーチ(現 監督)から、バッティングピッチャーをやって、ストライクをとる感覚を体で思い出すようにというアドバイスを受け、バッターに対し投げ続けたところ、夏の終わりごろには元の状態に戻ったそうです。
2年春の選抜大会では、初戦の富山商業高校戦で2番手で登板して4.1回を3安打1四死球1奪三振無失点、準々決勝の創成館高校戦で2番手で登板して2.1回を5安打2奪三振3失点の成績を残しましたが、先発した準決勝の東海大相模高校戦では一死も取れずに、4安打1四死球4失点で初回に降板しています。(試合は終盤に智弁和歌山高校が逆転し、勝利)
続く、決勝の大阪桐蔭高校戦では一転して、6回まで相手打線を2点に抑える好投を見せましたが、7回に捕まり、試合も2対5で敗れています。
2年夏の和歌山大会は、3回戦の箕島高校戦に3番手で登板して1回ノーヒット1奪三振無失点、準決勝の紀北工業高校戦で先発して3.1回6安打1奪三振1失点と好投し、智弁和歌山高校の優勝に貢献!
2年夏の甲子園大会は、初戦の近江高校戦で3番手で登板し、0.1回をノーヒット1奪三振無失点で抑えましたが、試合は3対7で敗れています。
池田陽佑投手は2年秋からエースとなり、2年秋の和歌山大会決勝で市立和歌山高校を破り、優勝!
2年秋の近畿大会では、初戦の大阪偕星高校戦で2番手で登板して4回5安打3奪三振2失点、準々決勝の大阪桐蔭高校戦に2番手で登板して1回2安打1奪三振無失点、準決勝の明石商業高校戦で3番手で登板して2回を2安打1四死球1失点に抑えましたが、中森俊介投手に完封され、5回コールドで敗れています。
翌3年春の選抜大会では、初戦の熊本西高校戦で先発して4回3安打1四死球1奪三振1失点、2回戦の啓新高校戦で9回6安打2四死球3奪三振2失点完投と好投しましたが、準々決勝で明石商業高校に敗れています。(池田陽佑投手は登板せず)
3年春の和歌山大会決勝で市立和歌山高校を下した智弁和歌山高校は近畿大会に出場し、初戦で智弁学園高校と対戦!
池田陽佑投手は、この智弁学園高校戦で、先発して5回で3本塁打を浴び6失点していますが、自己最速の149キロをマークしています。
中谷仁監督からのアドバイスで、右手の小指からリリースポイントに投げていくイメージで投げたところ、腕がしなり、胸が張れる感覚が生まれたそうで、この投球フォームの変更により、球速が一気に上がったそうです。
3年夏の和歌山大会は、初戦の和歌山南陵高校戦で9回5安打11奪三振完封、準々決勝の神島高校戦で2番手で登板して2回ノーヒット2奪三振無失点、準決勝の南部高校戦で2番手で登板して1回ノーヒット1四死球1奪三振無失点、決勝の那賀高校戦で4番手で登板して1回1安打1奪三振無失点と好投し、智弁和歌山高校の優勝に貢献!
池田陽佑投手は、最速149キロの速球にチェンジアップ、フォーク、スライダーを織り交ぜるスリークォーター右腕。
投球フォームの改良でスケールアップしたことで、ドラフトでも注目される投手になりました。
池田陽佑投手の動画はコチラ
最後に
中谷仁監督の指導により、最速149キロ右腕へと変貌した池田陽佑投手ですが、素直で研究熱心な性格なのでしょうね。
夏の甲子園でも、頑張ってほしいですね。