前橋商業高校の井上温大投手は、小柄ながら最速144キロを誇る好左腕!
左腕はコントロールが不安な投手が多いですが、井上温大投手は制球力があるといわれています。
今回は、前橋商業高校のドラフト候補・井上温大投手に注目してみました。
井上温大投手のプロフィール
井上温大(いのうえ はると)投手は2001年5月13日生まれの18歳。
群馬県前橋市出身。
身長174cm、体重68㎏、左投げ左打ち。
井上温大投手は、幼稚園年長の時に岩神リトルファイターズで野球を始め、小学校3年生でリトル大胡スターズで投手となり、前橋市立大胡中学校では軟式野球部でプレー。
中学校卒業後は前橋商業高校に入学し、1年秋からベンチ入り。
2年夏の群馬大会では、1回戦の四ツ葉学園・玉村高校戦に3番手で登板して1回ノーヒット無失点、2回戦の高崎経済大付属高校戦に2番手で登板して3回1安打無失点、3回戦の館林高校戦で先発して5回2安打無失点の好投を見せましたが、準々決勝の前橋育英高校戦では、井上温大投手は登板せず、試合も1対3で敗れています。
2年秋の群馬大会は、2回戦で舘林高校に4対9で敗退。
翌3年春の群馬大会では、2回戦の嬬恋高校戦で3番手で登板して6、7回を6者連続三振に仕留め、7回コールドで勝利!
続く、準々決勝の健大高崎高校戦でも、5回を2安打7奪三振無失点と好投しましたが、試合は1対3で惜敗しています。
6月に行われた拓大紅陵高校との練習試合では、巨人、楽天、広島のスカウトが視察する中、5回を1安打2四球8奪三振無失点に抑え、評価を上げたようです。
プロ注目の左腕、井上温大(はると)投手(3年)が先発し、5回を1安打2四球、無失点の好投。最速144キロの直球を軸に8三振を奪う投球に、視察したプロ野球スカウトの評価も急上昇だ。
井上が千葉の実力校を沈黙させた。立ち上がりこそ制球に苦しんだが、尻上がりの投球。最速144キロを計測した直球に加え、カーブ、スライダー、シュート、チェンジアップを操り、相手に付け入る隙を与えなかった。
「点数をつけるなら70点。課題としている立ち上がりに四球を与えたのはいけない。でも、4回からは自分の投球ができたと思う」
出典 日刊スポーツ
3年夏の群馬大会は、1回戦の富岡高校戦で先発して8回6安打6奪三振1失点、2回戦の高崎商業高校戦で延長11回6安打7四死球9奪三振3失点完投、3回戦の高崎高校戦で2番手で登板して5回4安打4奪三振無失点、準々決勝の樹徳高校戦で先発して7回5安打3四死球7奪三振3失点、準決勝の関東学園大付属高校戦で延長12回7安打3四死球13奪三振2失点、決勝の前橋育英高校戦で先発して7.1回10安打3四死球6奪三振3失点と好投しましたが、決勝は相手投手に完封され、甲子園出場を逃しています。
最速144キロ左腕・井上は10安打を浴びながら、7回1/3を3失点と粘りの投球。それでもチームが勝ちきれなかっただけに、「先制点を与えてはいけなかった。スライダーを見極められて苦しい投球になってしまった」と号泣した。進路については「まだ決めていないけど、プロになることが夢。徐々に考えていきたい」と話すにとどめた。
出典 スポニチ
井上温大投手は、しなやかなフォームから最速144キロの速球に、カーブ、スライダー、カーブ、シュートなどの変化球を織り交ぜる小柄な左腕投手。
井上温大投手の動画はコチラ
井上温大投手のスカウト評
巨人・内田スカウト(2019/7/10付)
「ピッチングがうまい。きれいなフォームで将来性がある」
巨人・長谷川国利スカウト部長(2019/7/10付)
「投げ方のバランスがいい。球速はもっと出るはず。体をいかに強くしていくかでしょう。」
ヤクルト・橿渕聡スカウトグループ次長(2019/7/10付)
「(5回の三振は)打者の予想以上に曲がった。フォームも奇麗で潜在能力がある。直すところもない」
「将来的には内海(現西武)。高校生の左腕で5本の指に入るでしょう」
DeNA・吉田スカウト部長(2019/7/10付)
「高橋尚成(巨人、DeNAなど)タイプかな」
「いいフォームをしている。可能性を感じる。」
ロッテ・永野チーフスカウト(2019/7/10付)
「これほどシルエットがきれいな左投手は見たことがない。ボールが指にかかればもっと球速も出る。体ができれば本当に楽しみな投手。」
最後に
井上温大投手は小柄な投手ですが、キレがある左腕として、既に高い評価を受けています。
井上温大投手もプロ志望届を提出し、ドラフト指名は確実でしょう。
ドラフト上位で指名されるといいですね。