阪神タイガースから育成ドラフト1位で指名された片山雄哉選手は、BCリーグの福井ミラクルエレファンツの捕手!
24歳という年齢からも、早期の支配下登録が望まれます。
今回は、阪神の育成ドラフト1位・片山雄哉捕手に注目しました。
片山雄哉捕手のプロフィール
片山雄哉(かたやま ゆうや)捕手は、1994年6月18日生まれの24歳。
愛知県安城市出身。
身長177㎝、体重83kg、右投げ左打ち。
片山雄哉捕手は、桜町小学校時代はソフトボールをしていて、 安城南中学校1年から野球を始めました。
刈谷工業高校では、3年春は春日丘高校に1回戦で敗れ、3年夏は千種高校に2対3で、3回戦で敗退。
高校卒業後は至学館大学短期大学部を経て、2015年にBCリーグの福井ミラクルエレファンツに入団!
福井ミラクルエレファンツ入団初年度の2015年は、39試合に出場し、55打数9安打、本塁打0、2打点、7盗塁、打率.164でしたが、入団2年目となる2016年には、58試合に出場し、144打数39安打、2本塁打、26打点、8盗塁、打率.271にアップ!
また、2017年は49試合に出場し、151打数43安打、本塁打5、打点35、2盗塁、打率.285をマーク!
秋には、BCリーグ選抜チームに選ばれ、NPBファームチームとの試合に出場しましたが、片山雄哉捕手自身への注目度が低いことが発奮材料になったようです。
昨秋行われたBCリーグ選抜チームとNPBファームとの試合だ。そこで見たもの、味わった思い、舐めた辛酸が、片山選手を生まれ変わらせたのだ。
「去年BC選抜の中からプロにいった人らを見てきて、すごくいい刺激になったし、やっぱ自分がそんなに注目して見てもらえてないなっていうのがすごく悔しかった。若い子たちがプロにいきそう、スカウトが見にくる、取材を受けてるっていう姿を見ている中で、ボクはあまり使ってもらえず、自分のレベルも肌で感じたし、色々と明確になった」。
それまでプロにいく選手というのを目の当たりにしたことがなかったが、初めてその姿、その過程をまざまざと見せつけられ、悔しくてしかたなかった。そしてプロにいけなかった自分がいくためにはどうすればいいのか、何が足りないのかを考えた。
出典 「絶対プロにいく!」―生まれ変わった片山雄哉捕手(BC・福井)の執念《2018 ドラフト候補》
その後、片山雄哉捕手は、生活態度を改め、体づくりに真剣に取り組むようになったことで、入団4年目となる2018年のシーズンは、64試合に出場し、227打数75安打、本塁打14、打点62、盗塁18、打率.330の自身最高の数字を記録し、ドラフト候補として注目されるような存在になりました。
片山雄哉捕手は、遠投100m、二塁送球タイムが1秒80の強肩強打の攻撃型捕手。
捕手でありながら、50m走6秒1の俊足でもあります。
捕手としても、福井ミラクルエレファンツの田中監督は、BCでナンバー1のスキルと称賛しています。
キャッチャーとしての片山選手を田中監督は「技術的には確実に上がっている。ブロッキングもだし、送球も安定している。リードに関しても『え?』というのがない。駆け引きもできるし、高いパフォーマンスを出せている。こちらが去年から言ってることは変わらないけど、自分のものにしている。アレンジしながらね」と賛辞を惜しまない。
そして「今、BCでナンバー1のスキルを持っているんじゃないかな」とまで言い切る。盗塁阻止率も前期は.455と高い数字をたたき出した。
出典 「絶対プロにいく!」―生まれ変わった片山雄哉捕手(BC・福井)の執念《2018 ドラフト候補》
片山雄哉捕手の動画はコチラ
阪神の選手紹介コメント
どっしりとした体格から、長打を兼ね備えた強打が持ち味の攻撃型の捕手。
強肩を生かしたスローイングや、インサイドワークにも定評があり、今後の伸びしろにも期待ができる将来の正捕手候補。
最後に
片山雄哉捕手は、ドラフト指名されたといっても、育成枠での指名です。
どんどん首脳陣にアピールして、早く支配下を勝ち取らなければいけません。
頑張ってほしいですね。
【追記】
片山雄哉捕手は、11月14日、福井市内のホテルで入団交渉を行い、支度金200万円、年俸300万円(金額は推定)で仮契約しています。
12月3日、阪神タイガースは大阪市内のホテルで「2019年度新人選手入団発表会」を行いました。
片山雄哉捕手(背番号122)のコメント
―タイガースのユニフォームに袖を通した今のお気持ちはいかかですか。
素直に嬉しい気持ちと、これまで以上に誇りと自覚をすごく感じます。
―ご自身のセールスポイントは?
キャッチャーですが、走攻守すべてでアピールできると思っていますし、大きな声が一番の武器になると思っています。
―プロ1年目での目標は?
1年目で支配下登録というのはもちろんですが、1年目で一軍の試合で活躍するという高みを目指してやっていきたいです。
―ファンの皆様に一言お願いします。
全力でプレーして、チームが勝てるように一生懸命頑張っていきます、熱いご声援宜しくお願いします。
出典 阪神タイガース