2018年夏の甲子園大会で、最速142キロの速球を投げた河野佳投手が、2019年春の選抜大会に出場しました。
2018年夏の甲子園で最速142キロだった速球は、150キロまで球速が伸びているそうですね。
今回は、広陵高校の河野佳投手に注目しました。
河野佳投手のプロフィール
出典 https://yakyutaro.jp/
河野佳(かわの けい)投手は、身長175cm、体重75㎏の右腕投手。
広島市立大州中学校時代は広島南シニアでプレー。
中学卒業後は広陵高校に入学し、1年秋からベンチ入り。
河野佳投手は、広陵高校入学時は、ストレートの球速が135キロ弱だったようですが、監督から変化球をスライダーだけに絞るようにアドバイスされ、ストレートを磨くことにこだわったようです。
入学当時の最速は135キロ弱。だが、ストレートの球速がなかなか伸びなかった。そこで中井監督からアドバイスされたことは球種を限定することだった。
「中井先生からストレート、スライダーだけにしろと。ストレートを磨くことにこだわりました」今までスライダー2種類、ツーシーム、フォークを投げていたが、投げるのはスライダーのみ。変化球投手を辞めて、強いストレートを投げることにこだわったのだ。
出典 高校野球ドットコム
2年夏の広島大会では、1回戦の千代田高校戦で2番手で登板して1回ノーヒット3奪三振、2回戦の松永高校戦で5回3安打8奪三振無失点(5回コールド)、4回戦の三原高校戦で2番手で登板して0.2回ノーヒット2奪三振無失点、準々決勝の広島国際学院高校戦で2番手で登板して1回ノーヒット2奪三振無失点、決勝の広島新庄高校戦で2番手で登板して3.1回4安打1四死球1奪三振1失点と好投を続け、広陵高校の優勝に貢献!
続く、夏の甲子園大会では初戦で二松学舎大付と対戦し、河野佳投手は2番手で登板して1回1安打1奪三振無失点と抑えましたが、試合は2対5で敗れています。
新チームになってから、河野佳投手は、低めの制球力にこだわるようになっています。
新チームになって低めの制球力にこだわるようになった。
「夏までは先輩の森悠佑さんの速球を見て、自分もより速球を投げたい気持ちになりましたが、中井先生から言われて、低めの制球力を大事するようになりました」
低めの制球力を磨くための練習法として、普段の投球練習では、打者を立たせてひざ元に投げていき、さらにしっかりとしたストレートが投げられているか、捕手にボールの回転、軌道を聞きながら修正を図った。そして投球フォームで意識していたことは軸足の使い方だ。
「軸足側の股関節にしっかりとためて、うまく体重を乗せて体重移動に入ると、低めに投げることができるので、その感覚を大事にしています」
出典 高校野球ドットコム
2年秋の広島大会は、決勝の呉高校戦で河野佳投手は先発して6.1回6安打1失点で抑え、広陵高校の広島大会優勝に貢献!
また、中国大会では、河野佳投手は1回戦の鳥取商業高校戦で3番手で登板して0.2回ノーヒット2奪三振無失点、準々決勝の関西高校戦で先発して6.1回12安打2四死球4奪三振8失点、準決勝の創志学園高校戦では西純矢と投げ合い、8回4安打2四死球5奪三振無失点(8回コールド)、決勝の米子東高校戦で3番手で登板して0.1回ノーヒット無失点で大会優勝に尽力しました。
その後行われた明治神宮野球大会では、初戦で星稜高校と対戦し、河野佳投手は2番手で登板して2.1回3安打1四死球4奪三振、自責点0とまとめましたが、試合は7回コールドで敗れています。
神宮大会ではリリーフでの待機。先発ではない悔しさはあったが、出番を待った。すると4回表に登場した河野は2失点したものの、低めへ常時140キロ〜145キロ前後の速球を投げ込んだ。
ただストライクコールがあまり宣告されず、「まだ低めへの伸びが足りないのかな」と悔やんだ。また投げ合った奥川 恭伸(星稜)の投球を見て、「速球、変化球もすごい投手」と刺激を受けたことは貴重な経験だ。
出典 高校野球ドットコム
3年春の選抜大会は、1回戦の八戸学院光星高校戦に先発して9回3安打4四死球8奪三振完封と活躍しましたが、2回戦の東邦高校戦では先発しましたが、3回途中で6安打3四死球6失点と打ち込まれ、降板しています。
河野佳投手は、最速150キロの速球に2種類のスライダー、ツーシーム、フォークボールを持つ右腕投手。
河野佳投手の動画はコチラ
河野佳投手のスカウト評
阪神・山本宣史アマスカウト(2019/3/26付)
「球がキレてるし、これから楽しみ」
ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスク(2019/3/26付)
「体は大きくないけど球が速い。(日本ハム)吉田輝星くんとかと同じタイプかな」
巨人・長谷川国利スカウト部長(2019/3/28付)
「(河野佳投手と岩本大地投手)2人とも高校生としては、いろんな球を操れて、直球にも力がある。」
最後に
河野佳投手は、春の選抜大会で大台の150キロを計測!
1回戦では完封勝利を飾りましたが、2回戦では試合序盤に打ち込まれて降板と対照的な結果となりました。
河野佳投手は、この敗戦を良い経験と捉え、ドラフト候補として更なる成長をしてほしいと思います。