日本製鉄広畑の川瀬航作投手は、京都学園大学時代にドラフト候補として注目され、プロ志望届を提出したものの、無念の指名漏れ!
しかし、都市対抗野球大会出場を賭けた2次予選第2代表決定トーナメントでは、NTT西日本を相手に完封し、日本製鉄広畑の都市対抗野球大会出場を決める活躍をしています。
今回は、日本製鉄広畑の川瀬航作投手に注目してみました。
川瀬航作投手のプロフィール
川瀬航作(かわせ こうさく)投手は1997年3月2日生まれの22歳。
大阪府大阪市出身。
身長182cm、体重87㎏、右投げ右打ち。
川瀬航作投手は、大阪市立東淡路小学校の時に淀川エバーグリーンズで野球を始め、大阪市立柴島中学校時代は東淀川リバーズに所属していました。
中学校卒業後は、米子松蔭高校に進学し、1年からベンチ入り。
3年夏の鳥取大会では、1回戦の鳥取湖陵高校戦に2番手で登板して4回2安打無失点、2回戦の鳥取城北高校戦に先発して8回13安打6四死球2奪三振 5失点の成績を残しましたが、試合は2対5で敗れています。
川瀬航作投手は、高校卒業後は京都学園大学に進学し、1年春からベンチ入り。
3年春は、55.1回で6勝0敗、39奪三振、防御率0.98の好成績を残し、MVP、最優秀投手賞、ベストナインに選出されています。
また、4年春は5勝0敗、防御率0.88をマークし、MVP、最優秀投手賞に選ばれています。
しかし、4年秋は台風21号が直撃した影響で、京都学園大学のグラウンドの支柱が傾くアクシデントが発生し、グラウンドが使えず、近隣の高校や町民グラウンドを借りての練習になり、思うような練習をこなすことができませんでした。
この結果、川瀬航作投手はプロ志望届を提出したものの、ドラフトでは指名されませんでした。
川瀬航作投手は、全国大会には3年春と4年春の全日本大学野球選手権大会に出場!
3年春の全日本大学野球選手権大会では、1回戦の大阪商業大学戦に先発して8.2回を9安打3四死球6奪三振2失点に抑えましたが、9回サヨナラで敗れています。
4年春の全日本大学野球選手権大会では、1回戦の日本大国際関係学部戦に先発して9回2安打2四死球4奪三振完封、2回戦の東日本国際大学戦に5番手で登板して0.2回をノーヒット1奪三振無失点に抑えましたが、試合は相手投手の粟津投手に完封を許し、敗れています。
川瀬航作投手は、京都学園大学卒業後は日本製鉄広畑に進み、1年目から公式戦に出場!
都市対抗野球大会近畿地区第2次予選第2代表決定トーナメントのNTT西日本戦では、先発して無四球完封勝利を達成し、日本製鉄広畑の8年ぶりの都市対抗野球大会出場に貢献しています。
日本製鉄広畑が8年ぶり32回目の本大会出場を決めた。先発の川瀬は初回こそ無死一、三塁のピンチを招いたが得点を許さず、2回以降は二塁すら踏ませない好投で無四球完封勝利を挙げた。
青いグラブを着けた変則ルーキー右腕の存在感が際立った。3日の第1代表決定戦で三菱重工神戸・高砂の守安に完投され敗戦。相手エースの投球をつぶさに観察した川瀬は「守安さんぐらい投げる」とチームに宣言してこの試合に臨んだ。直球のキレ、変化球の精度ともに抜群でNTT西日本打線に付け入る隙を与えず「野球をやっていて一番うれしいぐらい」と白い歯をこぼした。
出典 スポニチ
川瀬航作投手は、足を高く上げてサイドから投げ込む最速146キロの変則右腕。
変化球はスライダー、カーブ、スピリットを持ち、制球力もあります。
川瀬航作投手の動画はコチラ
川瀬航作投手のスカウト評
巨人・岡崎スカウト部長(2018/6/13付)
「変則でなかなかいないタイプ。面白い」
最後に
川瀬航作投手は、コントロールが安定した変則投手なので、プロでの需要はありそうです。
京都学園大学時代は残念ながら指名漏れの悲哀を味わいましたが、都市対抗野球大会などでアピールすれば、ドラフト候補として再浮上してきそうですね。