今年のドラフト1位候補の中で、先発タイプで即戦力になるといわれているのが、日体大の松本航投手!
松本航投手は最速155キロを誇り、緩急が使える投手として注目されています。
今回は、ドラフト注目の日体大・松本航投手について調べてみました。
松本航投手のプロフィール
松本航(まつもと わたる)投手は、1996年11月28日生まれの21歳。
兵庫県朝来市出身。
身長176㎝、体重82㎏、右投げ右打ち。
松本航投手は朝来市立梁瀬小学校2年から梁瀬少年野球クラブで内野手として野球を始め、小学校5年生から投手に転向。
朝来市立梁瀬中学校時代は軟式野球部に所属し、中学校3年秋にメジャー兵庫で全国優勝しています。
中学校卒業後は明石商業高校に進学し、1年夏からベンチ入り。
2年夏からはエースとなり、2年夏の兵庫大会では4回戦の西宮今津高校戦では13奪三振1失点と好投しますが、準々決勝で西脇工業高校に2対3で敗れています。
また、2年秋の兵庫大会も準々決勝で報徳学園高校に敗退しています。
最後の甲子園出場をかけた3年夏の兵庫大会では、4回戦の明石工専戦で圧巻の20奪三振のピッチングをしましたが、準々決勝の社高校戦で8回7安打3失点と打たれ、準々決勝敗退!
松本航投手は関西屈指の好投手としてスカウトからも注目されましたが、大学への進学を希望し、日体大に進学しています。
日体大では1年春からリーグ戦に登板し、2年春のリーグ戦では6勝を挙げ、MVPと最優秀投手を受賞!
3年生になると、大学日本代表に選出され、日米大学選手権とユニバーシアードに出場。
また、3年秋に出場した神宮大会準決勝では東洋大を4安打9奪三振で完封し、決勝戦で星槎道都大学を完封した東妻勇輔投手とのWエースで、日体大の神宮大会制覇に貢献しました。
松本航投手は、最速155キロの速球に加え、 スライダー・カーブ・スプリット・チェンジアップを投げるスリークオーター右腕です。
松本航投手は体が柔軟なため怪我がしにくく、関節が柔らかいそうです。
松本投手を指導する辻 孟彦コーチもその柔軟性には舌を巻く。「これまでたくさんの選手を見てきましたが、松本ほど体が柔らかい選手は見たことがありません。これだけの柔軟性があればケガもしにくくなると思います」。その一方で「体が柔らかいゆえにパワーがクッションに吸収されるように、ボールに力が伝わりにくいタイプの投手でしたが、様々なトレーニングを積み重ねてきたことで入れるべきところに力が入るフォームになってきました。松本が大学に入ってから一番、変わったのは体つきだと思います」と、評価している。
出典 高校野球ドットコム
松本は、関節が人一倍柔らかいのだ。見れば誰しもが目を丸くする。人さし指と中指を割ると、人さし指は親指へ、中指は薬指へどんどん近づいていく。開きすぎるほど、開く。今度は、指を有り得ない方にグイッと曲げてみせた。「関節が柔らかいんです。外れるというか…」。トレーナーからは筋肉の柔らかさもほめられる。「骨折もないし、肩とか肘も痛くなったことがないです」と、自分の体に感謝する日々だ。
出典 日刊スポーツ
松本航投手の動画はコチラ
松本航投手のスカウト評
DeNA・河原スカウト(6/30付)
「ある程度狙ったところに投げられるしボールの強さがある。即戦力の評価。12人に入る投手だと思います」
巨人・井上チーフスカウト(9/1付)
「今年の投手の中ではトップレベル。直球のスピードも質もいい。即戦力になる」
「試合をつくる能力がある。プロでも先発ローテーションに入る投手。即戦力でしょう」
ロッテ・井辺スカウト(9/1付)
「球種が多く安定している。1位で消えるでしょう」
DeNA・河原スカウト(9/1付)
「緩いカーブなど緩急はあるし、マウンドさばきも抜群」
ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク(9/2付)
「先発タイプの投手では1、2を争う」
広島の苑田聡彦スカウト統括部長(9/9付)
「球の速さ、切れは1軍レベル。152〜153キロが低めに集まれば通用する」
ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク(9/22付)
「今日は全体的に球が高かったが、完成度は高いし、切れがあるので球速以上に速く感じると思う。東洋大の3人(上茶谷、甲斐野、梅津)と松本くんは今年の大学生でトップ。(1位候補の)評価は変わらない」
最後に
松本航投手は怪我がしにくい柔軟の体を持っています。
即戦力の先発が欲しいチームにはもってこいの投手でしょう。
ドラフト1位で消えるのではないでしょうか。
【追記】
松本航投手は、西武からドラフト1位で指名されました。
編成部(アマチュア担当)評
「キレのあるストレートに加え、精度の高い変化球で先発完投能力のあるクレバーな投手。」
松本航投手は、11月13日、球団と契約交渉し、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で合意に達しました。
また、埼玉西武ライオンズは、12月13日に「2018ドラフト新入団選手発表会」を開催しました。
松本航投手(背番号17)のコメント
「自分のセールスポイントは質の良いストレートを投げることなのでプロ野球選手相手でもしっかり投げ込めるようなところを見ていただきたいです。目標は胴上げ投手になることです。少しでも早くチームの戦力となって優勝に貢献できるようなピッチャーになっていきたいと思っています。」
出典 埼玉西武ライオンズ