広島にドラフト4位で指名された中神拓都選手は、二刀流選手として注目されていました。
マックス147キロの速球を投げる投手に、高校通算46本塁打の長打を放つ野手として有名でしたが、プロでは野手として勝負するようですね。
今回は、広島にドラフト4位で指名された中神拓都選手に注目しました。
中神拓都選手のプロフィール
中神拓都(なかがみ たくと)選手は、2000年5月29日生まれの18歳。
岐阜県岐阜市出身。
身長175㎝、体重85㎏、右投げ右打ち。
中神拓都選手は、岐阜市立長森南小学校1年から野球を始め、岐阜市立長森南中学校の時は軟式の岐阜フェニックスでプレーし、中学2年生の時には全国大会でベスト4入りしています。
中神拓都選手は中学校卒業後、地元の強い公立校で甲子園を目指したいと思い、市立岐阜商業高校に入学し、1年生からショートのレギュラーを獲得!
1年夏の岐阜大会は、7番ショートで出場した3回戦の土岐商業高校戦で3打数2安打1打点、4回戦の海津明誠高校戦で4打数2安打のマルチヒットを打ち、準々決勝の美濃加茂では5番に上がり、打点を挙げる活躍を見せましたが、準決勝の大垣日大高校戦では、中神拓都選手は相手投手から3三振を奪われ、試合も0対6の完封負けを喫しています。
中神はレベルの違いを痛感した。「高校野球に飛び込んだ時は選手の動きなど、何もかも速くて驚きました。ですが、準決勝辺りで対戦するピッチャーの変化球など、チームそのもののレベルの高さはまた別次元でした」。
出典 高校野球ドットコム
1年秋からは投手としても登板するようになり、2年夏の岐阜大会初戦の加茂農林高校戦では2番ショートで出場し、ホームランを含む2安打2打点の活躍をしましたが、準決勝で大垣日大高校と再び対戦し、1対0で敗れています。
2年秋の新チームからは主将を任され、2年秋の岐阜大会では準決勝まで進出!
そして新チームがスタートし主将となった中神だが、やはり最初は苦労もあった。「1・2年生の時はスタメンで試合に出ていましたが、チームをまとめる意識はなかったです。ですが、いざやると難しい」。
しかし、主将を務めたことで大きなプラスがもたらされた。
「自分の結果ではなく、チームの結果を重視するようになりました。そのおかげで少し気楽になったというか、リラックスしてプレーするようになりました」。これにより、プレーの質が向上した。
出典 高校野球ドットコム
準決勝の中京学院大中京高校戦では、4番ショートで出場しソロホームランを放つ活躍、また投手としても2番手で登板し、4.2回を3安打1失点の成績を残しましたが、試合は5対8で敗戦。
また、中神拓都選手は岐阜大会での活躍により、岐阜県選抜に選ばれ、台湾遠征を経験しています。
3年夏の岐阜大会では、3回戦の県岐阜商業高校戦で先発し、4回3安打2失点、打者としても2安打2打点を記録!
そして、準決勝の大垣商業高校戦でも先発し、4回5安打無失点の成績を残しましたが、2番手投手が打たれ、甲子園出場を果たせませんでした。
中神拓都選手は遠投115mの強肩、50m走5秒9、高校通算46本塁打を誇り、最速147キロの速球を投げる二刀流選手!
中神拓都選手の動画はコチラ
中神拓都選手のスカウト評
広島・松本有史スカウト(10/25付)
「三拍子そろった内野手。肩も強く、投手として最速147キロを投げる。パンチ力もあり将来のレギュラー候補。」
広島・松本有史スカウト(11/13付)
「まさに鈴木誠也みたいにチームを背負って立つ選手になってほしい」
広島・松本有史スカウト(11/22付)
「足と肩は1軍でも通用する。将来は菊池涼介選手や田中広輔選手のようになってほしい」
中神拓都選手の彼女や母は?
中神拓都選手の彼女に関する情報は見つかりませんでした。
二刀流選手として注目を集めていた中神拓都選手ですから、彼女がいてもおかしくないですが、また彼女の情報があったら更新したいと思います。
また、中神拓都選手の母親は「明美さん」という方のようで、広島から指名あいさつのあった11月12日が誕生日のようですね。
最後に
広島は、身体能力の高い選手を指名する傾向があり、中神拓都選手自身もトリプルスリーを狙う選手になりたいそうです。
広島ですから、練習は厳しいと思いますが、頑張って活躍してほしいですね。
【追記】
中神拓都選手は、11月21日、岐阜市内のホテルで、契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約を結んでいます。
12月10日、広島東洋カープは入団発表記者会見を行いました。
中神拓都選手(背番号56)のコメント
自分が思っていたより、ファンの方々が多くいてすごく緊張しています。
今まではファンとしてプロ野球を見てきていたので、次は自分がこっちへ立っているのですごく緊張もありますし、早く野球がしたいという楽しみな気持ちです。
今も目の前にユニフォームがあって、自分がプロ野球というスタートラインに立ったんだなという実感がわいてきました。
肩と足が魅力なのでしっかりそれを見せていけるように頑張りたいです。
自分は今ショートを守っているんですけれども、三遊間の深い所からも強い送球を投げたり、足では塁に出たらどんどん次の塁を狙って行けるように、そういうところをファンの方々に見せていけるように頑張っていきたいと思います。
今までは自分は甲子園にも出てないですし、テレビから見ていてすごいなという思いもありましたが、同じ球団に入ることが決まったのでしっかりと切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。
小学校、初めて野球をやったときに守ったポジションがショートだったので、ショートに拘ってやっていきたいと思います。
そして準備力を大切にしていきます。
今後も野球だけでなく、何をするにしても準備は大切だと思うので、プロの世界でもしっかり準備を大切にしてやっていきたいです。
将来、自分の同い年でもある吉田輝星投手と対戦してみたいです。
今までは吉田輝星投手がすごく有名だったので、プロの世界では自分が有名になれるように頑張っていきたいと思います。
憧れている選手は、鈴木誠也選手です。
プロへ入団できたのも自分ひとりだけの力ではなく、周りからの支えがあり、その支えてもらった人に次は自分が喜んでもらえるように、という思いで他喜力という言葉を大切にしています。
一日でも早く一軍で活躍できるようになって、いずれはトリプルスリーを狙えるような選手になりたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いします。
出典 広島東洋カープ