大学通算18勝の実績を誇る亜細亜大学の中村稔弥投手が、即戦力左腕としてスカウトに注目されています。
今回は、亜細亜大学の中村稔弥投手に注目しました。
中村稔弥投手のプロフィール
中村稔弥(なかむら としや)投手は、1996年7月8日生まれの22歳。
長崎県佐世保市出身。
身長177㎝、体重81㎏、左投げ左打ち。
中村稔弥投手は、佐世保市立相浦小学校3年生の時から佐世保中央リトルで野球を始め、海星中学校では長崎海星シニアでプレーし、中学2年生の時に「日台国際大会」に出場する九州選抜チームに選出されています。
清峰高校では1年からベンチ入り。
1年秋の長崎大会1回戦の島原工業高校戦で、10奪三振1失点完投勝利を飾るなど、長崎屈指の左腕として注目を集め、3年夏の長崎大会2回戦の島原工業高校戦では、1976年に海星高校の酒井圭一投手が島原中央高校戦で記録した1試合最多奪三振18個の記録に並ぶ快挙を達成!
しかし、3回戦で九州文化学園高校に2対5で敗れ、甲子園出場は果たせませんでした。
清峰高校卒業後は、亜細亜大学に進学し、1年春からベンチ入り!
2年春の東洋大との2回戦で、2番手で登板し、6回4安打7奪三振でリーグ戦初勝利を挙げ、2年春のリーグ戦で3勝0敗、防御率0.00で、最優秀投手とベストナインに選出され、亜細亜大学のリーグ優勝に貢献!
その後出場した全日本大学野球選手権では、準々決勝の中京学院大学戦に先発し、3回6安打2失点で敗戦投手となっています。
3年春のリーグ戦では、9試合に登板し、2勝3敗、防御率6.75と調子が上がらなかった中村稔弥投手でしたが、3年秋のシーズンでは2勝2敗ながら、防御率1.22で最優秀防御率を獲得!
4年春は11試合に登板し、5勝5敗、58奪三振、防御率2.34をマークし、4年秋も4勝しています。
中村稔弥投手は、最速146キロの直球に、スライダー、ツーシーム、スピリット、カーブを操るサウスポー!
制球が安定し、緩急が使えるので、安定感のある投手です。
中村稔弥投手の動画はコチラ
中村稔弥投手のスカウト評
楽天・沖原佳典スカウト(2017 9/23)
「大学生では本格派の甲斐野央、梅津晃大(ともに東洋大)、 変化球とキレのいい中村稔弥(亜細亜大)が楽しみです」
ロッテ・永野チーフスカウト(3/15付)
「まとまっているし、制球に苦しまない。ツーシームでカウントも稼げ、見た目より打者を詰まらせていた。春のリーグ戦をしっかり見たい」
オリックス・古屋編成部副部長(4/20付)
「ピッチングに意図がある。(前回登板から)修正してきた」
最後に
中村稔弥投手は、コントロールが安定しているので試合を作れる投手です。
また、三振を多く取っているので、キレが良い投手といえるでしょう。
ドラフトでは、中位あたりでの指名が期待できますね。
【追記】
中村稔弥投手は、ロッテからドラフト5位で指名されました。
ロッテスカウトのコメント
制球力抜群!度胸も抜群!体力も抜群!ストレートは140キロ中盤で特筆すべきはツーシームの精度の高さ。空振りもとることができれば、ゴロの山も築くことが出来る。先発もリリーフも出来るがまずはセットアッパー、リリーフから結果を出していって欲しい。さらに伸びしろもあり、将来性抜群。
中村稔弥投手は、11月30日、都内のホテルで球団と交渉し、契約金4000万円、年俸800万円(金額は推定)で合意しました。
12月4日、千葉ロッテマーリンズは、ホテルスプリングス幕張にて新入団選手発表会を開催しました。
中村稔弥投手は、開幕1軍と60試合以上登板を目標に掲げたようですね。
また、中村稔弥投手の背番号は48番となっています。