根尾昂選手や藤原恭大選手などが活躍し、春夏連覇を達成した大阪桐蔭高校ですが、新チームのスタートが遅れたため、秋は近畿大会で準決勝敗退し、春は近大付属高校に5回戦で敗れるなど、苦しんでいます。
そんな大阪桐蔭高校で、エースとして期待されているのが、元U-15日本代表の中田惟斗投手!
3年夏の大阪大会初戦では、3失点ながら16三振を奪うピッチングを披露しています。
今回は、大阪桐蔭高校のドラフト候補・中田惟斗投手に注目しました。
中田惟斗投手のプロフィール
中田惟斗(なかた ゆいと)投手は、2001年9月13日生まれの17歳。
和歌山県和歌山市出身。
身長181cm、体重89㎏、右投げ右打ち。
中田惟斗投手は、御坊市立御坊小学校3年生の時に御坊少年野球クラブで野球を始め、 御坊市立御坊中学校時代は和歌山御坊ボーイズでプレーし、中学3年生の時にジャイアンツカップでベスト4に進出し、U-15日本代表に選出!
U-15ワールドカップでは、オーストラリア戦で4番手で登板して1回1安打3奪三振無失点、チェコ戦で代打からサードとして出場して3打数1安打、コロンビア戦で7番手で登板して0回1安打3四死球2失点の成績を残しています。
中田惟斗投手は、中学校卒業後は大阪桐蔭高校に進学し、1年秋にはベンチ入り。
しかし、柿木蓮投手や根尾昂選手など層の厚い投手陣に阻まれ、2年夏の大阪大会ではベンチ入りを果たしたものの、2年夏の甲子園大会ではベンチ入りメンバーから外れています。
2年秋の新チームから、中田惟斗投手はエースとして期待されましたが、右肩関節唇を痛めてしまいます。
また、春夏連覇を達成した影響により、新チームのスタートが遅れたことで、大阪桐蔭高校は2年秋の大阪大会決勝で履正社高校に敗れ、準優勝に終わっています。
続く、2年秋の近畿大会では、1回戦の橿原高校戦に2番手で登板して1回1安打3奪三振無失点、準々決勝の智弁和歌山高校戦に2番手で登板して3回1安打1四死球2奪三振無失点と好投しましたが、試合は2対5で敗れています。
3年春の大阪大会は、5回戦で近大付属高校に敗れましたが、中田惟斗投手は5、6月の練習試合で結果を残し、3年夏の大阪大会で背番号1を獲得!
3年夏の大阪大会初戦の東淀川高校戦では、9回8安打4四死球16奪三振3失点完投と好投し、大阪桐蔭高校の初戦突破に貢献しています。
史上6校目となる夏の甲子園連覇を目指す大阪桐蔭が、苦しみながらも初戦を突破した。背番号1の中田惟斗投手(3年)が、8安打で3失点を許しながらも、毎回、全員奪三振の16Kで完投した。新チーム発足当初は右肩痛に苦しんだ中田は「持ち味は出せたが、球が高めに浮いてヒットを打たれた」と反省を忘れなかった。
西谷浩一監督(49)は中田について「しっかり投げられるようになってきた。5、6月で一番結果を残したので(背番号1を)託そうと思った」と明かし、「夏なので簡単に勝てない。まだまだなところもあるので修正していきたい」と気を引き締めた。
出典 スポーツ報知
中田惟斗投手は、最速146キロの直球にカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップで緩急をつける右腕投手。
中田惟斗投手の動画はコチラ
最後に
柿木蓮投手や根尾昂選手などの厚い壁に阻まれ、秋の新チーム発足時には右肩関節唇を痛め、苦しんでいた中田惟斗投手ですが、ようやく3年夏の大阪大会で頭角を現してきました。
元々、U-15日本代表に選出されている選手なので、ポテンシャルは持っている選手でしょう。
高校最後の夏に活躍して、ドラフト候補としての評価を上げてほしいですね。