慶應義塾大学の佐藤宏樹投手が、育成ドラフト1位でソフトバンクから指名されましたね。
佐藤宏樹投手は、1年秋のリーグ戦で3勝0敗、防御率1.03をマークし、ドラフト候補として注目されたサウスポーですが、左肘を損傷した2年秋以降は活躍することができず、2020年はリーグ戦での登板すらありませんでした。
2020年10月にはトミー・ジョン手術を受けているので、プロ入りしても1年半は投げられないでしょう。
それでも、ソフトバンクが育成ドラフト1位で指名したのは、潜在能力の高い左腕だからでしょう。
今回は、育成ドラフト1位でソフトバンクから指名された慶應義塾大学の佐藤宏樹投手に注目しました。
佐藤宏樹投手のプロフィール
佐藤宏樹(さとう ひろき)投手は、1999年2月18日生まれ。
秋田県大館市出身。
身長180cm、体重80㎏、左投げ左打ち。
佐藤宏樹投手は大館市立桂城小学校4年から野球を始め、大館市立第一中学校を経て、大館鳳鳴高校に進学。
大館鳳鳴高校では1年夏からファーストでベンチ入りし、1年秋から投手に!
2年夏の秋田大会では、1回戦の金足農業高校戦で2番手で登板して1回ノーヒット無失点、2回戦の秋田中央高校戦に2番手で登板して4回ノーヒット無失点と好投しましたが、相手投手に抑えられ、2回戦で敗退。
3年夏の秋田大会は、初戦の大曲高校戦で2番手で登板して、7回3安打1失点に抑えましたが、相手投手に完封を許し、0対2で敗れています。
高校卒業後は慶應義塾大学に進学し、1年春からリーグ戦に登板。
1年秋のリーグ戦では、9試合に登板して26.1回で3勝0敗、20被安打、8四死球、42奪三振、防御率1.03の好成績を残し、最優秀防御率のタイトルを獲得!
しかし、その後に左肘のじん帯を損傷し、2年秋のリーグ戦では登板することができませんでした。
佐藤宏樹投手は3年春に復帰し、3年春は6試合に登板して、10.2回で0勝1敗、防御率4.22の成績を残しましたが、3年秋はわずか1試合の登板に終わっています。
そして、4年は春秋ともに登板せず、10月にはトミー・ジョン手術を受けています。
プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、ソフトバンクが育成1位で、今月に左肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた慶大の151キロ左腕・佐藤宏樹(21)を指名。交渉権を獲得した。
プロ志望届を9月下旬に提出した佐藤。東京六大学リーグで1年秋に最優秀防御率のタイトルを獲得したが、肘痛に悩まされてきた。今夏にいったん実戦復帰したものの、再び違和感を訴えて離脱。将来を見据え、手術を決断した。復帰まで1年以上を要する手術だけに各球団の判断に注目が集まっていた。
出典 スポニチ
佐藤宏樹投手は、回転数の多い最速151キロの直球に、スライダー、カーブ、カットボールを織り交ぜる左腕。
佐藤宏樹投手の動画はコチラ
佐藤宏樹投手のスカウト評
プロスカウト(2017/10/31付)
「今の段階でもドラフト候補」
巨人・長谷川国利スカウト部長(2020/3/16付)
「カットボールが良い。左打者はなかなか打てないのでは。1年間追いかけていく」
山本省吾スカウト(2020/10/27付)
「MAX151キロのストレートはスピン量抜群。キレのあるスライダーと強気なマウンドさばきで奪三振の山を築く実力派左腕。今月トミージョン手術を受け、2022年のシーズン復帰を目指す」
最後に
佐藤宏樹投手は、怪我をしなければドラフト1位クラスの投手だったでしょう。
これから、苦しいリハビリが続きますが、この時期を乗り越えて復活してほしいですね。