今年のドラフトで即戦力の左腕として注目されているのが、日本生命の高橋拓巳投手です。
高橋拓巳投手は桐蔭横浜大学時代に、プロ志望届を提出しましたが、指名漏れという結果に!
しかし、それから2年間、社会人野球で成長し、押しも押されもせぬドラフト候補になりました。
今回は、日本生命の高橋拓巳投手に注目しました。
高橋拓巳投手のプロフィール
出典 https://sportsbull.jp/
高橋拓巳(たかはし たくみ)投手は1994年6月20日生まれの24歳。
群馬県沼田市出身。
身長176㎝、体重75㎏、左投げ左打ち。
投手は、沼田市立利根東小学校4年から利根ジュニアで野球を始め、沼田市立利根中学校では軟式野球部でプレーしていました。
前橋育英高校では、1年夏からベンチ入り。
2年春の選抜大会では、初戦の九州国際大付属高校戦に先発し、高城俊人選手(現 オリックス)に本塁打を浴びるなど2回4失点でKOされ、チームも1対7で大敗しています。
エースとなった3年春の群馬大会では、決勝で県大高崎高校に敗れたものの準優勝し、関東大会に出場!
関東大会1回戦の川口高校戦では、7回からリリーフし、3回を1安打1死球で抑える好投を見せました。
また、3年夏の群馬大会では、準決勝で桐生市立商業に敗れ、甲子園出場は叶いませんでした。
高校卒業後は桐蔭横浜大学に進学し、2年春から先発投手としてチームに貢献!
2年春は3勝0敗、防御率1.04でフレッシュマン賞を受賞し、2年秋は4勝1敗、防御率2.16でベストナインに選出!
その後も3年秋に2度目のベストナインに選ばれ、4年春に最優秀投手賞を獲得。
高橋拓巳投手は大学時代に21勝8敗、防御率1.63の成績を残しました。
その後、高橋拓巳投手はプロ志望届を提出しますが、残念ながら指名漏れとなり、卒業後に日本生命に入社します。
日本生命入社後は、1年目から主力として都市対抗野球に出場!
2017年秋に出場した日本選手権では、リリーフで4試合に登板し、15回1失点と抜群の安定感を見せ、敢闘賞を獲得しています。
2018年の都市対抗では、日本生命が16年ぶりに出場を逃しましたが、大阪ガスの補強選手として都市対抗に出場し、優勝に貢献!
その後、高橋拓巳投手は侍ジャパン社会人代表に選出されています。
高橋拓巳投手は最速148キロの速球に、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールなど多彩な変化球を持つサウスポーです。
社会人に進み、制球力が向上したことから、左のリリーフとして注目されています。
高橋拓巳投手の動画はコチラ
高橋拓巳投手のスカウト評
アストロズ・大慈弥環太平洋スカウト部長(2016 5/3付)
「メジャーで投げた高橋尚成のようなコントロールのよさが持ち味。最速は146キロでも切れがある」
阪神・和田シニアアドバイザー(2016 6/8付)
「真っすぐはよくなっているし、緩急が使えるので、先発もできる」
巨人・渡辺スカウト(5/28付)
「先発でもリリーフでも使える」
ロッテ・下敷領悠太スカウト(5/28付)
「真っすぐの質がいいし、球威も去年より上がっている」
オリックス・内匠政博スカウト(5/28付)
「初登板の緊張を考えれば上々かな。真っすぐで空振りが取れているのはいい」
最後に
高橋拓巳投手は桐蔭横浜大学時代にプロ志望届を提出しましたが、指名漏れという屈辱を味わったことが、逆に良かったのかも知れません。
屈辱をバネに、直球の球威と変化球を磨いてきました。
制球力も安定してきていることから、ドラフトでは中位あたりで指名されそうです。