東海大菅生高校の2年生の時に出場した夏の甲子園大会で、大胆なポジショニングと華麗な守備で、”忍者”の異名をとった田中幹也選手が、侍ジャパン大学日本代表に選ばれました。
侍ジャパン大学日本代表で、1年生で選ばれたのは、中央大学の森下翔太選手と田中幹也選手の2人だけ!
田中幹也選手の守備力と俊足が期待されているということなのでしょう。
今回は、侍ジャパン大学日本代表に選出された次代のドラフト候補・田中幹也選手に注目しました。
田中幹也選手のプロフィール
田中幹也(たなか みきや)選手は2000年11月28日生まれの18歳。
神奈川県出身。
身長166cm、体重61㎏、右投げ右打ち。
田中幹也選手は、小学校2年から中津リバースで野球を始め、愛川町立愛川東中学校では硬式の相模原シニアでプレーしていました。
中学校卒業後は東海大菅生高校に進学し、1年夏からショートのレギュラーを獲得!
1年夏の西東京大会では2番ショートで出場して、3回戦の日大二高戦で3打数ノーヒット、4回戦の八王子実践高校戦で5打数3安打、5回戦の日大鶴ケ丘高校戦で5打数1安打、準々決勝の国学院久我山高校戦で5打数3安打、準決勝の日大三高戦で3打数ノーヒット、決勝の八王子高校戦で3打数ノーヒットの成績を残しましたが、試合は3対5で敗れ、甲子園出場を逃しています。
2年夏の西東京大会では1番ショートで出場して、3回戦の桐朋高校戦で3打数1安打1四死球1盗塁、4回戦の昭和一学園高校戦で3打数2安打1四死球1盗塁、5回戦の世田谷学園高校戦で2打数2安打2四死球1盗塁、準々決勝の日大三高戦で5打数2安打1盗塁1失策、準決勝の日大二高戦で2打数1安打1四死球、決勝の早稲田実業高校戦で5打数2安打1盗塁1失策とチームを牽引し、東海大菅生高校の優勝に貢献!
続く、2年夏の甲子園大会では、初戦の高岡商業高校戦で3打数2安打2四死球1盗塁、3回戦の青森山田高校戦で5打数4安打1失策、準々決勝の三本松高校戦で2打数ノーヒット1四死球2犠打、準決勝の花咲徳栄高校戦で6打数2安打2打点1失策と活躍しましたが、試合は延長11回に決勝点を奪われ、6対9で敗れています。
何とか塁に出ようと、一塁に滑り込んだ。延長11回、最後の打者となった東海大菅生・田中は泥だらけのユニホーム姿で「悔しい」と声を絞り出した。
再三の好守でチームを救ってきた。しかし、8回に犯した失策が田中の無念をより大きなものにしていた。「打球が速く、ちょっと焦ってしまった」。名手のグラブから白球がこぼれた。これをきっかけに2点を失い、一時勝ち越された。「“たられば”ですけど、僕のエラーがなければ9回にサヨナラ勝ちしてるわけですから」。9回に遊撃強襲の同点2点打。失策帳消しの一打となったが、心は晴れなかった。
1番打者は初回、右前打で出塁。三塁に進み、ショートバウンドを捕手がわずかにそらすと「行けると判断した」と本塁を陥れた。1メートル66の小柄で俊足。素早い動きに「忍者」というニックネームがついた。前横浜監督の渡辺元智氏は準々決勝の試合を解説した際「阪神で牛若丸と言われた吉田(義男)さんを思い出した」と絶賛していた。
3年夏の西東京大会では1番ショートで出場して、3回戦の東村山西高校戦で3打数1安打1四死球1打点、4回戦の府中工業高校戦で3打数2安打1四死球、5回戦の八王子北高校戦で3打数ノーヒット、準々決勝の八王子高校戦で本塁打に1四死球を選び2打点1盗塁、準決勝の日大三高戦で4打数2安打2打点と活躍を見せましたが、試合は6対9で敗れています。
田中幹也選手は高校卒業後、亜細亜大学に進学し、1年春からリーグ戦に出場!
1年春のリーグ戦では、立正大学との1回戦で2番セカンドで起用されて5打数3安打3打点をマークしましたが、以後は、大学生投手のレベルの高さに対応できずに、レギュラーを確保できずにいました。
しかし、リーグ戦終盤になり、セカンドで先発出場が増えたことで、徐々に対応できるようになり、東洋大学との2回戦ではトップバッターに起用され、4打数3安打2打点をマークしています。
また、参加していた侍ジャパン大学日本代表選考合宿では、紅白戦で5打数1安1死球1盗塁の結果を残し、見事に侍ジャパン大学日本代表に選出されています。
田中幹也選手は、50m走5秒9の俊足に加え、大胆なポジショニング、球際の強さなどの守備力の高い内野手。
高校時代はショート、大学ではセカンドと複数ポジションを守れるのも強みでしょう。
そして、小柄な体に似合わず、ベンチプレス90キロのようですよ。
田中幹也選手の動画はコチラ
最後に
侍ジャパン大学日本代表に選出されたことで、田中幹也選手はさらに成長していくことでしょう。
とにかく、田中幹也選手の守備は見ていて楽しいですよね。
次代のドラフト候補として頑張ってほしいと思います。