星稜高校時代に、投手として最速148キロをマークし、打者として高校通算18本塁打を放った近大の谷川刀麻選手!
大学では野手に専念していましたが、関西学生リーグでも投手としてデビューするなど、身体能力の高い選手としてドラフト候補になっています。
今回は、近大の谷川刀麻選手に注目しました。
谷川刀麻選手のプロフィール
谷川刀麻(たにかわ とうま)選手は、1998年3月23日生まれの20歳。
石川県金沢市出身。
身長176cm、体重77㎏、右投げ左打ち。
谷川刀麻選手は小学校3年から野球を始め、星稜中学時代は軟式野球部でプレーし、全国中学校軟式野球大会で内野手として準優勝しています。
中学校卒業後は星稜高校に進学し、1年春から投手兼外野手としてベンチ入り。
1年秋の石川大会から3番センターでレギュラーを獲得し、2年春の石川大会では1番あるいは3番で活躍し、決勝の小松大谷高校戦では、先発投手としても登板しています。
2年夏の石川大会では、初戦の野々市明倫高校戦で3番手で登板して2回2安打3奪三振無失点、打者としても4打数2安打1打点、3回戦の石川県工業高校戦で先発して6回4安打4奪三振1失点、準々決勝の飯田高校戦では打者として5打数4安打1打点、準決勝の金沢市工業高校戦で3番手で登板して2回2安打2奪三振無失点、決勝の小松大谷高校戦で3番手で3.1回を投げ、1安打5奪三振無失点と投打に活躍し、星稜高校の優勝に貢献しています。
続く、夏の甲子園大会では、1回戦の静岡高校戦では3打数ノーヒットに終わりましたが、2回戦の鹿屋中央高校戦では5打数1安打2得点、投手としても2番手で登板して、2回1安打1奪三振無失点と好投!
3回戦の八戸学院光星高校戦では、1番打者として5打数2安打1打点と活躍しましたが、試合は延長10回に決勝点を奪われ1対5で敗れています。(谷川刀麻選手は登板なし)
2年秋の新チームからはエースで主将となり、2年秋の石川大会で準優勝し、北信越大会に出場!
北信越大会では、初戦の富山工業高校戦で6回2安打無失点と好投しましたが、準々決勝の中越高校戦では先発して6回途中11安打を浴び、試合も8回コールドで敗れています。
3年夏の石川大会は、初戦の金沢商業高校戦で8回5安打無失点、2回戦の金沢市工業高校戦で3回1安打無失点、準々決勝の小松大谷高校戦で8.1回10安打2失点と好投しましたが、準々決勝で最終回に4点を奪われ、サヨナラで敗れています。
高校卒業後、谷川刀麻選手は近大に進み、1年春からリーグ戦に出場!
1年秋のリーグ戦でライトのポジションをつかみ、1年秋のシーズンは12試合に出場し、打率.154の成績を残しています。
2年春からは打撃が向上し、2年春のシーズンは打率0.292をマークし、3年春は12試合に出場し、49打数16安打、2打点、打率.327を記録!
3年秋は12試合に出場し、45打数16安打、本塁打2、12打点、打率.356の成績を残し、初のベストナインに輝いています。
また、投手としても、2年秋にリーグ戦デビューを果たし、3年春の関西学院大学戦との2回戦で5.2回を投げ5失点を奪われましたが、初勝利を飾っています。
近大の二刀流が本格デビューした。石川・星稜高時代に最速148キロ右腕としてプロの注目を集め、大学では1年春から主軸を任された。「高校から(二刀流)でずっとやってきたので、大学でも続けたかった。大谷翔平選手が好きなので、影響は多少はあると思います」と、1年の冬に二刀流を直訴した。
2年秋に2試合で各1イニングずつを投げただけだったが、この日は6回途中まで粘投した。17日の第1戦は「6番・右翼」で先発し、4打数2安打1打点。「(体力は)大丈夫です」と、第2戦は「7番・投手」でスタメン出場し、投打で活躍した。
現在は野手6、投手4の割合で練習し、毎日投球練習もしているという。「上(プロ)では投手でやりたい」。大きな目標に向かって「投手・谷川」が進化を続ける。
出典 スポーツ報知
谷川刀麻選手は、全国大会には2年春の全日本大学野球選手権大会と3年秋の明治神宮野球大会に出場!
2年春の全日本大学野球選手権大会は、1回戦の岡山商科大学戦に3番ライトで出場し、4打数1安打の成績を残しています。(初戦敗退)
3年秋の明治神宮野球大会は、5番ライトで出場して、1回戦の筑波大学戦で3打数2安打、2回戦の東日本国際大学戦で3打数1安打1打点と活躍しましたが、準決勝の環太平洋大学戦では4打数ノーヒットに終わり、試合も8回コールドで敗れています。
谷川刀麻選手は、投手として最速148キロの球速を誇り、50m走6秒0の走力を持つ身体能力の優れた外野手。
大学でも二刀流を継続していますが、個人的には野手に専念した方が良いのではないでしょうか。
谷川刀麻選手の動画はコチラ
谷川刀麻選手のスカウト評
ヤクルト・阿部健太スカウト(2019/3/7付)
「秋よりしっかり振れている。これから春も注目していく」
最後に
谷川刀麻選手は、身体能力の高い左の外野手ですが、あまり特徴がないように思います。
俊足にもかかわらず、盗塁も多くありませんし、3年秋に長打が増えてきたというところでしょうか。
谷川刀麻選手がドラフトで指名されるためには、もう少し自分の長所をアピールした方が良いでしょう。
頑張ってほしいと思います。