埼玉西武ライオンズが、FAの権利を行使し、巨人と契約した炭谷銀仁朗選手の人的補償として、巨人の精神的な柱というべきな内海哲也投手を獲得したようですね。
近年は二桁勝利をマークしていなかったとはいえ、内海哲也投手を28人のプロテクトから外していたんですね。
西武も、エースの菊池雄星投手がメジャー入りが確実なだけに、計算できる左腕の獲得が急務だったのでしょう。
今回は、FAで移籍する炭谷銀仁朗選手の人的補償として、西武に移籍することになった内海哲也投手に注目しました。
内海哲也投手のプロフィール
内海哲也(うつみ てつや)投手は、1982年4月29日生まれの36歳。
京都府城陽市出身。
身長186cm、体重95kg、左投げ左打ち。
内海哲也投手は、小学校2年生の時に久世フレンズで野球を始め、東城陽中学校の時は京都田辺ボーイズでプレーし、中学校3年生の時にジャパンカップに出場しています。
中学校卒業後は福井県の敦賀気比高校に進学し、2年秋の福井大会に優勝し、続く北信越大会でも優勝しています。
しかし、3年春の選抜大会は不祥事があり、出場することができませんでした。
3年夏の福井大会では、決勝で福井商業高校に敗れ、甲子園出場を逃しています。
その後、2000年ドラフト会議でオリックスからドラフト1位の指名を受けましたが、内海哲也投手は拒否して、翌年に東京ガスに入社。
東京ガスに入社後、2002年の日本選手権で優秀選手賞を獲得、2003年の都市対抗野球ではシダックスの補強選手として準優勝に貢献するなど投手としての実力を磨き、2003年ドラフト会議で、巨人の自由獲得枠で入団。
入団1年目、2004年5月25日の広島10回戦で初登板し、入団2年目となる2005年4月9日の中日2回戦で初勝利。
2007年には最多三振奪取投手賞、2011年と2012年には最多勝利投手賞を獲得し、2012年にはベストナインと最優秀投手賞に選ばれています。
内海哲也投手の成績
2004年
登板3 0勝0敗 投球回14 被安打14 被本塁打1 四死球4 奪三振13 防御率5.14
2005年
登板26 4勝9敗1H 投球回114 .1 被安打138 被本塁打18 四死球35 奪三振76
防御率5.04
2006年
登板31 12勝13敗1H 投球回194 被安打163 被本塁打13 四死球59 奪三振179
防御率 2.78
2007年
登板28 14勝7敗 投球回187 .2 被安打183 被本塁打16 四死球59 奪三振180
防御率3.02
2008年
登板29 12勝8敗 投球回184 .1 被安打166 被本塁打7 四死球75 奪三振154
防御率2.73
2009年
登板27 9勝11敗 投球回179.2 被安打161 被本塁打23 四死球40 奪三振115
防御率2.96
2010年
登板27 11勝8敗 投球回148 被安打168 被本塁打14 四死球36 奪三振121
防御率4.38
2011年
登板28 18勝5敗 投球回185.2 被安打153 被本塁打13 四死球54 奪三振144
防御率1.70
2012年
登板28 15勝6敗 投球回186 被安打173 被本塁打8 四死球49 奪三振121
防御率1.98
2013年
登板25 13勝6敗 投球回160.1 被安打157 被本塁打11 四死球53 奪三振107
防御率3.31
2014年
登板22 7勝9敗 投球回144.2 被安打139 被本塁打11 四死球41 奪三振105
防御率3.17
2015年
登板5 2勝1敗 投球回23.1 被安打30 被本塁打4 四死球6 奪三振10
防御率5.01
2016年
登板18 9勝6敗 投球回107.1 被安打104 被本塁打10 四死球27 奪三振81
防御率3.94
2017年
登板12 2勝7敗 投球回57.2 被安打66 被本塁打10 四死球21 奪三振34
防御率5.77
2018年
登板15 5勝5敗 投球回82 被安打95 被本塁打11 四死球22 奪三振56
防御率4.17
内海哲也投手は、プロ野球通算324試合に登板し、133勝101敗2H、1496奪三振、防御率3.21の成績を残しています。
内海哲也投手の年俸は?
2004年 1500万円
2005年 1500万円
2006年 1800万円
2007年 3600万円
2008年 8400万円
2009年 1億2000万円
2010年 1億4000万円
2011年 1億2000万円
2012年 2億2000万円
2013年 4億円
2014年 4億円
2015年 4億円
2016年 4億円
2017年 2億円
2018年 1億円
出典 https://www.gurazeni.com/(金額は推定)
内海哲也投手のコメント
「日本一のファンに支えられたジャイアンツでの15年間は最高の思い出です。チームメートには感謝の思いしかありません。そんな最高のチームで最多勝のタイトルを獲得したり選手会長を務めたりしてきたことは野球人として大きな誇りです。ジャイアンツで培ったすべてを生かし、新しいチームでも気持ちを新たに頑張ります。ジャイアンツの皆さん、日本シリーズで対戦しましょう。ファンの皆さん、これからも変わらぬ応援よろしくお願いします」
出典 https://www.gurazeni.com/
最後に
内海哲也投手は近年、成績が下降していましたが、巨人の精神的柱として必要不可欠な存在でした。
しかし、プロテクトから外したというのは、若手を守るための苦渋の選択だったのでしょう。
この移籍が、西武にとって良い結果になることを期待したいですね。