大学のプロ野球志望届提出者は現在のところ、明治大学の渡辺佳明選手、逢澤崚介選手、佐野悠太選手、拓殖大学の蔡鉦宇選手の4名。
まだ、有力どころは提出していませんね。
まだ、9月も半ば、そのうちにプロ野球志望届提出者も増えてくるでしょう。
今回は、大学のプロ野球志望届提出者の1人・明治大学の渡辺佳明選手に注目したいと思います。
渡辺佳明選手のプロフィール
渡辺佳明(わたなべ よしあき)選手は1997年1月8日生まれの21歳。
身長179cm、体重77kg、右投げ左打ち。
神奈川県横浜市出身。
遠投110m、 50m走6秒2。
渡辺佳明選手は六浦南小学校2年から金沢リトルで投手として野球を始め、小学5年生からは並木ジャイアンツ、小学校6年生の時には横浜ベイスターズジュニアでプレーしていました。
富岡中学校では中本牧シニアで二塁手として活躍!
横浜高校には一般入試で入り、1年秋から一塁手のレギュラーになっています。
2年夏の甲子園大会では、5番一塁手で出場しましたが、自身ノーヒットに終わり、チームも3回戦で敗退しています。
3年春の選抜大会では、八戸学院光星高校と1回戦で対戦し、5番一塁手で出場し、5打数2安打1打点を記録しますが、投手が打たれて1回戦敗退で終わっています。
そして、最後の甲子園出場を賭けた3年夏の神奈川大会では、準決勝で東海大相模高校に敗れ、甲子園出場は叶いませんでした。
高校卒業後は明治大学に進学し、1年春からベンチ入り。
2年秋のリーグ戦では打率.359、打点9を挙げる活躍をみせ、三塁手としてベストナインを受賞。
3年秋のリーグ戦では打率.364 、打点9で2度目のベストナインを受賞。
4年春からはショートにコンバートされ、打率.327 、打点6で3度目のベストナインを受賞し、大学日本代表に選ばれています。
渡辺佳明選手は長打こそないものの、三振の少ないバットコントロールに優れた安打製造機。
2018年春まででリーグ通算74安打を放っています。
渡辺佳明選手の動画はコチラ
渡辺佳明選手の祖父は?父親は?
渡辺佳明選手の祖父は、横浜高校で監督を務めていた名将・渡辺元智さんですね。
渡辺佳明選手が横浜高校に在籍していた当時も、横浜高校で監督を務めていました。
渡辺佳明選手が横浜高校野球部に入部しようとした時も、他の選手以上に厳しく接していたようです。
自然と野球を始め、横浜野球部への入部を訴えた孫に渡辺は「お前の実力ではユニホームは着られない(補欠)」と突き放した。それでも諦めずに一般入試で合格して入部してきた佳明は、努力して甲子園メンバーに入った。今夏の甲子園は3回戦で優勝した前橋育英高(群馬)に敗れたが、渡辺は「ひいき目でかばうわけじゃないが、右ひじを(疲労)骨折していながら、守備でよく頑張った」とほめた。
出典 ZAKZAK
渡辺佳明選手の父親の情報はあまり出てきませんね。
母親の渡辺元美さんは、横浜高校野球部の寮で栄養士として働いておられるようです。
最後に
渡辺佳明選手は、横浜高校在籍当時のことを考えると、守備が1塁手だったため、ドラフト候補になる選手とは思えませんでしたが、努力したことで、ドラフト候補に名を連ねるところまで来ました。
おそらく、ドラフトでは中位から下位で指名されると思います。
秋のシーズンも頑張ってほしいですね。
【追記】
渡辺佳明選手は、楽天にドラフト6位で指名されました。
楽天・後関昌彦スカウトのコメント
この秋、東京六大学リーグで首位打者を獲得した技術力(が魅力です)。バットコントロールが非常にうまい選手で、大きい(当たり)はそれほどないですが、広角に打ち分けるバッティングが一番の魅力です。
守備に関しても今年からショートを守り、内野どこでも守れるという意味では、いろんなポジション、いろんな状況の中で使いやすい選手です。
もう少し身体の力をつけて、うまさとパワーを兼ね備えれば、十分一軍のレベルでやっていけると期待しています。
渡辺佳明選手は、11月20日、契約金3000万円、年俸750万円(金額は推定)で合意に達しました。
また、11月22日に、仙台市内で2019年度 東北楽天ゴールデンイーグルス 新入団選手発表会見が行われました。
渡辺佳明選手のコメント
やっと(プロ野球選手になった)実感がわきました。開幕一軍を目指して頑張ろうという気持ちがわいてきました。
自分は、三振しないことをアピールポイントとしているので、そこを見ていただきたいなと思います。
背番号に関しては、楽天イーグルスに(同じ)ワタナベ姓の選手が多いので、48番は渡邊佳明だということで、間違えられないように活躍していきたいなと思います。
出典 東北楽天ゴールデンイーグルス