元ヤクルトの渡会博文氏を父に持つ度会隆輝選手が、走攻守3拍子揃った選手として、2020年ドラフト候補として注目されています。
2017年に出場したTBSの「炎の体育会TV」では、天才的と称されるバットコントロールで、ボード15枚をトスバッティングで打ち抜く企画で完全制覇を達成!
昨年には『炎の体育会TV』(TBS系列)に出演し、100秒間で一塁線上から三塁線上まで並ぶボード15枚をトスバッティングで打ち抜く企画に挑戦。2度目の挑戦となった秋の放送回では、博文さんのトスと隆輝のバットコントロール、この2つの巧みな技術の融合で、プロ野球選手も含めて初となる完全制覇を達成した。
今回は、横浜高校の度会隆輝選手に注目してみました。
度会隆輝選手のプロフィール
度会隆輝(わたらい りゅうき)選手は、2002年10月4日生まれの16歳。
千葉県市川市出身。
身長180cm、体重76㎏、右投げ左打ち。
度会隆輝選手は、3歳の頃から兄の影響で野球を始め、市川市立柏井小学校時代は東京北砂リトルでプレーし、小学校6年生の時にスワローズジュニアに選ばれています。
市川市立下貝塚中学校の時は佐倉シニアに所属し、中学校3年生の時にジャイアンツカップ優勝し、侍ジャパンU-15代表にも選出!
侍ジャパンU-15代表として出場したアジアチャレンジマッチでは、3番セカンドで11打数7安打6打点と活躍し、最優秀選手になっています。
中学校卒業後は、横浜高校に進学し、1年春からベンチ入り。
1年夏の南神奈川大会2回戦の逗子高校戦で、2番レフトで先発して公式戦デビューを飾り、その試合で4打数2安打1得点と活躍!
横浜の夏初陣。2番に名を連ねたのは1年生の度会だった。初回無死一塁。2球目で1番山崎が盗塁し、得点圏に走者を進めた。打撃を買われた「攻撃的2番」に犠打のサインは出なかった。5球目を引っ張ると二塁失策を誘い、先制の走者が生還。2打席目は二塁内野安打で出塁し、自ら2点目のホームを踏んだ。
逗子の極端なシフトをかいくぐり2安打1得点。
度会 先発はうれしかった。スローボールやこういうシフトは初めてでしたが、高校野球ではこういうことにも対応していかなければいけないんだな、と。緊張しましたが、先輩たちが優しく声をかけてくれた。
出典 日刊スポーツ
3回戦の逗子開成高校戦から決勝の鎌倉学園高校戦までは、5試合すべての代打で出場し、全試合でヒットを打つ活躍を見せ、横浜高校の南神奈川大会優勝に貢献!
続く、夏の甲子園大会でも、度会隆輝選手は1回戦の愛産大三河高校戦でも9回にヒットを放つ活躍をしましたが、3回戦の金足農業高校戦では、代打で出場したものの、吉田輝星投手に三振で抑えられています。(試合は4対5で敗戦)
1年秋の新チームからは3番セカンドで出場し、1年秋の神奈川大会決勝の桐蔭学園高校戦で6打数2安打2打点と活躍し、横浜高校の神奈川大会優勝に尽力しました。
続く、関東大会1回戦の甲府工業高校戦でも5打数3安打1打点をマークしましたが、準々決勝の春日部共栄高校戦では2打数ノーヒット1四球に終わり、試合も7回コールドで敗れています。
度会隆輝選手は、50m走6秒1、遠投105mの走攻守三拍子揃ったセカンド。
1年夏の南神奈川大会で、代打成功率10割の驚異的な成績を残したバットコントロールに優れた左打者で、現時点でもスカウトから注目されています。
度会隆輝選手の動画はコチラ
度会隆輝選手のスカウト評
ヤクルト・斉藤宜之スカウト(2018/7/15付)
「打撃センスがある。小学生の時から見ているが、 順調にきているな という感じですね。」
度会隆輝選手の父と兄は?
度会隆輝選手の父の渡会博文氏は、ヤクルトでレギュラーを務めることはできませんでしたが、内野のユーティリティープレイヤーや代打として活躍した選手でした。
また、渡会博文氏はムードメーカーとして、チームメイトやファンから愛されていたようですね。
渡会博文氏は、プロ野球通算で527試合に出場し、707打数173安打、9本塁打、61打点、打率.245を記録しています。
また、度会隆輝選手の兄である度会基輝選手は、船橋ボーイズから拓大紅陵に進学し、高校通算30本塁打を記録した長打力のある内野手。
度会基輝選手は高校時代に主将を務め、現在は中央学院大で野球をしているようですね。
最後に
度会隆輝選手は、現在は走攻守三拍子揃った好打者タイプの選手ですが、トレーニングで体を大きくしていけば、長距離打者になれる可能性もある選手です。
これからの活躍を期待して、見守りたいですね。