2016年のドラフト会議で、日本ハムからドラフト6位で指名されたものの、拒否してJR東日本に進んだ山口裕次郎投手!
2019年には高卒3年になり、ドラフト解禁となります。
JR東日本入社した山口裕次郎投手の現在は、どうなっているのでしょうか?
今回は、JR東日本の山口裕次郎投手に注目しました。
山口裕次郎投手のプロフィール
山口裕次郎(やまぐち ゆうじろう)投手は、1998年5月14日生まれの20歳。
大阪府寝屋川市出身。
身長179.5cm、体重87kg、左投げ左打ち。
山口裕次郎投手は、寝屋川市立池田小学校時代に寝屋川スカイヤーズで野球を始め、寝屋川市立第二中学校時代は寝屋川ベースボールフレンズでプレーしていました。
中学校卒業後、山口裕次郎投手は履正社高校に進学し、1年秋からベンチ入り。
2年秋の大阪大会初戦の登美丘高校戦では、6回コールドながらノーヒットノーランを達成!
また、3年春の大阪大会準々決勝の大体大浪商高校戦では先発して6回1安打8奪三振無失点、決勝の大阪桐蔭戦でも先発して9回5安打3四死球4奪三振1失点で完投勝利を飾り、寺島成輝投手(現 ヤクルト)ともに2本柱として、大阪大会優勝に貢献!
続く近畿大会準決勝の智弁和歌山高校戦では、先発して9回4安打1四死球8奪三振2失点、決勝の智弁学園高校戦でも、先発して5回5安打無失点、後をつないだ寺島成輝投手も無失点で抑え、近畿大会優勝を達成しました。
3年夏の大阪大会は、3回戦の茨木高校戦で1安打3四死球9奪三振で完封、4回戦の東大阪大柏原高校戦で4安打10奪三振1失点で完投、準々決勝の浪速高校戦で6安打6奪三振1失点で完投、準決勝の桜宮高校戦で7安打1四死球7奪三振1失点で完投し、寺島成輝投手とともに、大阪大会優勝に尽力しました。
続く夏の甲子園大会では、3回戦の常総学院高校戦で先発して1.1回3安打2四球4失点と打ち込まれ、試合も4対7で敗れています。
その後、2016年ドラフト会議で日本ハムから6位で指名されましたが、この指名を拒否しています。
ドラフト前に、4位以下の指名を受けた場合は、社会人のJR東日本に進む意思を明確にしていたにもかかわらず、日本ハムが強硬指名したようですね。
山口は「丁寧に説明していただきました」と日本ハム側の姿勢に感謝を示したが「いろいろ悩んだが、やはり3年後にプロで指名していただける選手になれるよう、3年間頑張りたい。そして3年後に今の評価よりももっと上の評価をいただける選手になりたい」とコメント。今後はJR東日本への就職を目指す。
出典 デイリースポーツ
山口裕次郎投手は高校卒業後、JR東日本に入社し、1年目から公式戦に出場。
社会人1年目の2017年は、都市対抗野球大会二次予選の東京ガス戦で4番手で登板して2回をノーヒット1四死球1奪三振無失点。
社会人2年目の2018年は、JABA東京スポニチ大会のHonda熊本戦に先発して3.1回5安打1四死球3奪三振2失点。
山口裕次郎投手は登板数が少なく、同期の太田龍投手や西田光汰投手と比べると、あまり活躍できていません。
社会人の2年間は壁にぶつかった。1年目の春先から登板機会をつかんだが、投球フォームの確立に苦戦。球速もがくっと落ち「ずっと合わないままやっていた感じ」と試行錯誤を繰り返す日々が続いた。
ライバルの存在が発奮材料になっている。同じ高卒2年目で来秋ドラフト候補右腕の太田龍投手や西田光汰投手のブレークを目の当たりにし、「悔しいは悔しいですね。負けてられない」と刺激を受けた。
臀部(でんぶ)の筋肉や肩周りの筋肉を鍛えるなど地道なトレーニングで、「きっかけが見えてきました」と視界は良好だ。シャドーからネットスロー、キャッチボールと段階を踏んでフォームを見直し、137キロまで球速を取り戻した。「まだまだ上げられる、上げていきたい」と復調気配を漂わせる。
今月には動作解析の専門家の講習を受け、メジャーリーガーの体の使い方からもヒントを得た。「なるほどと思うところもあった」と新しい知識も吸収。フォームを自分のものにし、回転数の多い球質を生かしてキレで勝負していく覚悟だ。
出典 デイリースポーツ
山口裕次郎投手は、最速145キロの速球にスライダー、カーブ、フォークなどの変化球を織り交ぜるスリークォーター左腕。
ボールの出どころの見づらさも、山口裕次郎投手の特徴となっています。
山口裕次郎投手の動画はコチラ
山口裕次郎投手のスカウト評
阪神・畑山統括スカウト補佐(2016/6/5付)
「ストライクゾーンの中で勝負ができる」
阪神・畑山統括スカウト補佐(2016/7/23付)
「春の自信からか、余裕を持って投げているように見える。彼らしい手元でビュッと来るボールには力があるし、もっと厳しい戦いになったところで、どんな投球をするか見てみたい」
中日・米村スカウト(2016/7/29付)
「寺島ばかり話題になっているが、決して2番手で投げるような素材ではない。テクニックもいいものを持っている」
日本ハム・大渕ディレクター(2016/11/9付)
「彼は左のパワーピッチャーとして評価していたし、スライダーのキレも素晴らしい。また(今回のことで)自分の意思を貫くというプラスアルファな面の評価も得た。今後もマーク?もちろんです」
最後に
社会人に入社後、現在まで、結果が出ていない山口裕次郎投手ですが、きっかけをつかめば台頭してきそうです。
山口裕次郎投手は制球力もあるので、今後に期待したいですね。